自給自足的な暮らしをする家「田舎(イナカ)」
「田舎(イナカ)」という言葉が似合う信州=長野県。平均寿命に関する厚生労働省のデータによると、なんと長野県の男性は78.90歳で全国1位、女性は85.31歳で全国3位なんです。これは、すごい!その理由は簡単には分かりませんが、長生きして亡くなる人が多いことは間違いありません。なぜ、長生きできるのしょうか?東京に出て、長野県に戻ってきた経験から考えると、山や川など自然が豊かで、空気がきれい。冬は確かに寒いけれど東北地方ほどではなく、夏は冷房なしでも過ごせます。また、人口密度が低くてストレスも少ないかもしれません。つまり、住みよい環境であるというのが大きい理由ではないでしょうか?また、自分の畑や田んぼでつくった野菜やお米を食べたり、山菜を食べるなど、健康的な食生活もその理由だと思います。それから、自分と比較して身近な高齢の方を見て思うのは、家の中のことや外のこと、畑仕事や山仕事など、自給自足的に身近なことはなんでも自分でやるというか、やらざるを得ない時代を過ごしてきたというか、せっせと体を動かします。この地域では、こういうことを「づくがある」とか「づくを出す」という言い方をしますが、高齢の方からみると私は「づくがない」と言われてしまいます。とにかく精神的にも肉体的にも、人としてのタフさというか、生命力みたいなものが必然的に培われてきたのも長生きの理由ではないでしょうか。過酷で大変な経験をしていない者が言うと怒られそうですが、そういう自給自足的な暮らしをしたいというか、求めているというか、美しいと感じるのです。農家に昔からある古い民家を見て美しいと感じるのも、その背景にある力強さや生命力が伝わってくるからではないかと思います。そういう思いで企画したのが、自給自足的な暮らしをする家「田舎(イナカ)」です。
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<1階平面図> |
●南に開けた100坪弱の敷地を想定し、駐車スペースや薪置場、自分たちが食べる野菜をつくる菜園を設けました。 ●食事、団欒、入浴、就寝まで、平らな1階で暮らせます。宿泊客がある時はロフトを活用します。 ●近所の人や仲間たちが気楽に立ち寄れる開放的な土間を設けました。冬は温室にもなります。 敷地面積:312.3m2(94.5坪) 1階床面積:79.5m2(24坪) ロフト面積:39.75m2(12坪) 駐車面積:19.87m2(6坪) |
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<断面図> |
<内観イメージ> |




